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ページ 1 of 4 11月28日に開催されたBorland主催のDelphi Developers Confernce 2003 に参加してきました。内容は簡単にいうと ・.NETって何? byマイクロソフト ・.NETのセキュリティ対策 by関連企業さん ・Delphi.NET発表 byボーランド ・その他 という感じでした。 そもそも僕は最新技術を追いかけるのにはあまり興味がないので.NETのことはあまりよくわかっていませんでした。そのため結構有意義な時間を過ごすことができました。
要するに「ITバブルは崩壊しました。みなさん生き残るためには.NETの技術を会得しないと時代についていけなくなりますよ」という話でした。こういっ た「勝ち組/負け組」系の話は正直もううんざりです。と、まあしょっぱなから萎える話の展開だったのですが、意外に.NETは技術的には面白いということ はわかりました。これまではJavaの対抗技術程度の知識しかなかったのですが、ちょっとは違うようです。バイナリがネイティブコードでなく中間コードで あるという点はJavaと同じですが、その中間コードをいろんな言語で作ることができると言う点がJavaと違うわけです。 またネイティブコードでないメリットというのもやっと理解しました。現在のアプリはほとんどがi386命令で書かれているわけですが、これからは(という かすでに)CPUが多様化しSSE3だの2だのAMD64だのとユーザによって環境が違ってきます。UNIX系だとソース配布が一般的なので各ユーザが自 分でコンパイルし環境に最適化されたバイナリが動くわけですが、バイナリ配布が基本のWindowsでは現状では配布前に最適化する必要がある、つまり開 発者の負担が大きいという問題が発生します。でも.NETだと中間コードを配布するためソース配布のメリット(ユーザにあわせて最適化できる)とバイナリ 配布のメリット(プログラム内容を隠蔽できる)の両方を享受できるというわけです。というかそういう説明の仕方ではありませんでしたがそう理解しました。 多分マイクロソフトの社員よりも僕のほうが説明が上手ですね。 「中間コードだと、確かにバイナリ配布だけど逆コンパイルで解析されやすいよ」という話でした。変数名を無意味なモノにする、とか逆コンパイルのアルゴリ ズムを騙すような細工を行うとか、いろんな手法とそれを行うためのソフトウェアの紹介が行われました。やはりWindows業界はオープンソースとは違う 道を突き進むようで、如何に読まれないように対策するか、という涙ぐましい努力が語られました。 Delphi 8 for .NET英語版は年末、日本語版は2月頃に発売になるようです。聞いた限りではこのDelphi8は.NETアプリ製作専用であってWin32アプリの製 作には従来どおりDelphi7を使うようです。この辺はあまり詳しく語られませんでした。想像ですが「当分.NETアプリなんてつくらないからバージョ ンアップしなくていいや」という結論にならないように意図的にぼかしていたのではないかと思われます。また、CLXについても全くふれられませんでした。 おそらくVCLforWin32アプリとCXLアプリの製作にはDelphi7を、VCLfor.NETアプリの製作にはDelphi8を使え、と言うこ とだと思います。そしてもちろんCLXfor.NETのような斬新なものは存在しないでしょう。 で、AUTLA(あうとら)for.NETは作る必要があるのか、というと、その辺は結局わかりませんでした。というのも現時点では.NET環境ではもれ なくWin32アプリが稼働するわけですから、AUTLA(あうとら)forWin32つまり今のAUTLA(あうとら)で十分なわけです。今後 Win32APIを使えないWindowsが登場した時にどうするのか考えないといけないのですが、それがいつのことなのか、ぜんぜんわからないのです。 だから.NETなんて今は考えないことにしました。「勝ち組に入りたい」と躍起になっている人にしかアピールできない、そんなおちゃめな.NETフレーム ワーク、いったいどうなっていくのでしょうか?
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